終活サポートセンター福岡市社会福祉協議会の基本情報
社名 | 終活サポートセンター福岡市社会福祉協議会 |
---|---|
住所 | 福岡市中央区荒戸3-3-39 福岡市市民福祉プラザ4階 |
TEL | 092-720-5356 |
終活サポートセンター福岡市社会福祉協議会は、既存の法律や制度だけでは救えない、さまざまな課題を抱えた市民を助ける取り組みを行っています。おひとりさまの終活問題に向き合い、死後事務委任事業としてのサービスを実施しているのです。この記事では、終活サポートセンターでできることや、詳しい特徴について紹介します。
おひとりさまの終活問題に向き合う
現代社会では、若さや活力に目を向け、老いや死を遠ざけたり嫌ったりする雰囲気が広がっています。そのため、死についてじっくり考えられず、このままでは誰かに迷惑をかけてしまうというような不安感を募らせてしまうのです。医療・介護・金融・相続など、準備するべきことは多岐に渡ります。
なにから始めたらよいのか悩んでしまうものです。また、終活ブームが起きたことにより、終活に関するさまざまな商品やサービスが現れました。便利になった反面、選択することの難しさや悪質なサービスでないか見極める必要性があり、自分の判断で決めることが難しくなっています。
終活サポートセンターでは、本人が望む最期までの生き方と逝き方を実現する取り組みを実施しています。終活は、縁起が悪いものではありません。自分に関係ないものでもありません。いつ訪れるか分からない死に向き合う終活は、自分らしく生きるための方法です。家族に迷惑をかけたくないという消極的な終活ではなく、自分らしく生きるための積極的な終活へと意識を変えていくことが大切です。
終活サポートセンターでは、公正な立場から分野横断的な助言を提供し、自分らしい終活の進め方を準備するサポートをしています。将来への不安を解消し、備えが整うことで前向きに生きていくことが可能になるのです。
終活サポートセンターでできること
終活サポートセンターでは、終活に興味がある方、終活に取り組みたい方、終活に取り組んでいるが助言をもらいたい方などを対象にサポートしています。相続・葬儀・介護・終末期医療など、終活に関する不安や疑問に対応するほか、さまざまな活動や事業を、総合的に支援を行っています。終活を始めたいが何をしたらよいのか分からない方は、相談をしたり講座を受けてみたりするとよいでしょう。
一般相談
一般的な相談受付や、各種情報提供を行います。一般相談は、終活アドバイザーが対応します。
予約制の専門相談
専門的な相談員による面談を受けたい方は、予約制の面談となります。予約制の専門相談の相談例は、遺言や相続などの法律に関することです。
終活出前講座
福岡市内のサロンやカフェなど、多くの人が集まる場面で終活に関する出前講座を実施します。講座内容は、終活のいろはや葬儀の準備の仕方、相続で争族にならないための基礎知識などとなります。
出張相談窓口
福岡市内のサロンやカフェ、イベントなどのスペース内に相談コーナーを設けます。相談コーナーでは、相談員が個別で相談に応じます。
死後事務委任事業として家財処分などのサービスを実施
終活サポートセンターでは、死後事務委任事業として身寄りがないため自分が死亡した後のことで不安を抱えている方を対象に、葬儀・納骨・家財処分などのサービスを実施しています。将来のために備えをしておくことで、充実した生活を送れるようになるのです。
ずーっとあんしん安らか事業
高齢の方が安心して生活を送れるように、事前に預託金を預かり、希望に沿った葬儀や納骨、家財処分などのサービスを実施します。契約後には、定期的な見守りサービスも行います。預託金によるサービスとは、契約が亡くなった場合、預かった金額内で葬儀の実施や必要経費の支払い、残存家財の処分を行うサービスです。
定期的な訪問や電話連絡も行いるため、利用者の日常生活が把握できるようになります。身近な地域で相談できる人間関係を構築することが可能になります。有料となりますが、必要に応じて入退院支援や書類等の預かりも行います。
やすらかパック事業
自分が死亡した後のことが心配という方が生前に契約し、毎月定額の利用料金のみで死後事務を行うサービスです。死後事務とは、直葬・納骨・家財処分・役所での手続きのことをいいます。保険のしくみを利用し、福岡市社会福祉協議会が委託した業者が死後事務を行うのです。
基本的に、葬儀の方法や納骨先などは、事業が指定する内容となります。やすらかパック事業は、保険会社の申込要件に該当する方、死後事務を行える親族がいない方、見守りサービスを利用できる方が対象となります。保険審査によって利用できない可能性もあるので注意が必要です。
まとめ
終活サポートセンター福岡市社会福祉協議会の特徴を紹介しました。最近では、シニア層で終活について考えている方が増え、終活サポートセンターへの相談も増えてきているのです。終活は、これからの人生を考えるよい機会となります。行きたかった人生や、やりたかったことを実現するために、まずは相談することをおすすめします。身寄りがなく不安な方や人生の最期を自分の意思で決めておきたい方も多いでしょう。終活は、明確な契約能力があるときに始めることが大切です。